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あい・あーる不動産では高齢者の身元保証を周知活動を行っております。
神奈川県の社協が身元保証・死亡事務についてアンケートをとった結果がアップされていたので まとめてみました。

●身元保証関連の問題点

・医療同意を代わりに求められ困った。施設入所の際に契約が困難
・まったく親族がいないわけではないケースであったこともあり、親族との連絡をとってほしいと社協に強く要望された
・借家の契約が出来ず、保証会社を利用するにも資力が足りなかった
・死亡時の引受人・後見人は死後については何もできないことや、医療同意問題。
・後見人は身元保証人にはなれないため、遠方の親族等の協力が必要・同意等。
・後見人がつくまで包括と行政が連絡先になった
・金銭管理、住宅について(電気、ガス、水道、戸締り)必要なものを届ける役割。
・唯一の親族自身に生活能力がないという理由で、実母のための身元保証人を拒まれた有料老人ホームがあった
・保証人を拒まれたという親族から相談を受けた

 

●身元保証関連の相談対応

・個別の紹介はしていないため保証会社があることを伝えている。
・本会市民後見人等運営事業に係る法律顧問に助言を求めた・やむを得ず直接対応。
・ケースバイケースでの対応方法を説明・少しでも判断能力が低い場合は法定後見を勧める。
・成年後見制度の説明、病院の相談員に事情を分かってもらう等。
・民間の保証会社について信用できるものか聞かれ、答え兼ねると返した。
・保証人のいらないところを探した・成年後見の検討、代わりになる方の洗い出しなど。
・緊急的に相談員、病院と協力して対応。
・遠方の親族に連絡をとった・軽微なものは後見人対応・4親等内の親族の中から選任。
・公証役場の紹介、法定後見の本人申立て。

 

●死後事務の対応検討

・行政担当ケースワーカーや福祉事務所等とケース会議にて協議した。
・家庭裁判所と相談の上、やむを得ず対応・関係機関につなぐ・福祉事務所と相談。
・遺産相続でトラブル等予測されそうな場合、社協の弁護士相談等を紹介。
・遠方の親族については市内葬儀社等の情報提供。
・親族へ相続手続き(遺産分割協議書の作成や金融機関の手続き等)を案内。
・遺品整理については必要に応じて情報提供(量や経済状況などに応じて)使用できるものは、社協に寄贈していただき活用することもある(紙オムツなど)
・資金の制度説明を行う・廃棄物のルール説明、金融機関への問い合わせ

 

●今後の課題

課題は、預り物件等引渡人未指定(親族等不在で指定することができない)の方の預り物件の処理方法
死後事務等にかかわるチェックリスト作成

 

●身元保証の問題に対する今後の方向性

公的資金を投入して半公的機関の社会福祉協議会などが保証人をでカバーすると
いう方法も検討されているが、財源や人員の確保に問題がある。
民間の保証団体があるので、暫くの間はいいものを増やしていって、監視体制をしっかり
する方法をとる。民で出来るところは民に任せて悪いことができないように監視はする。

身元保証が受けられないために適正な介護や医療が受けられないことが減るように
様々な関係機関と協力して身元保証問題に取り組まなくてはいけない。

情報元↓「保証問題」・「死後事務」をめぐる課題と「保証機能」の構築に向けて
http://www.knsyk.jp/s/kenri/pdf/28hosyoukinou_tyuukanmatome.pdf