香川県屋島で開催された「高齢者向きアパート実際セミナー」に参加してまいりました。高齢者を対象にした不動産の専門家として、大変学びの多い一日となりました。

今回のセミナーは、実際にRC2階建ての廃墟をDIY体験会などでリノベーションし、高齢者向きアパートとして運営されている物件の見学会も兼ねた、まさに「実践」に重きを置いた内容でした。
まず、高齢者向きアパートの会の赤尾氏から、高齢者受け入れにおけるリスクヘッジと、高齢者向きアパートの基本的な考え方についてお話がありました。理論と実践のバランスが取れた内容で、今後の活動の指針となる貴重な知識を得ることができました。
片山オーナーからは、廃墟状態だったRC造の建物をDIYでリノベーションし、満室経営に至るまでの実際と現実についてお話がありました。DIY体験会を通じて物件に命を吹き込んでいく過程は、単なる物件再生ではなく、地域との関わりや人との繋がりを大切にした取り組みであることが伝わってきました。
最も印象的だったのは、神吉オーナーのお話でした。150世帯もの高齢者を見守る大家として、その実際と現実を赤裸々に語ってくださいました。
特に共感したのは、「高齢者向きアパートにしよう!」と最初から意図したわけではなく、長年暮らしてくれている入居者さんが年齢を重ねたケースと、新規で文化住宅に申し込んでくれる方が高齢者だったケースが重なり、自然と高齢者中心の経営になったという点です。これは多くの大家さんが直面する現実でもあり、大変参考になりました。とにかく入居者さんとの温かい関係性が伝わってきました。

午後の現地見学会では、実際の物件を見ながら質疑応答の時間もありました。理論だけでなく、実際の建物、実際の運営状況を目の当たりにすることで、高齢者向きアパートのリアルを肌で感じることができました。

今回のセミナーを通じて、高齢者賃貸において最も重要なのは以下の点だと再認識しました:
高齢者の受け入れには確かに課題もありますが、適切な知識と準備、そして何より入居者さんとの信頼関係があれば、win-winの関係を築けることを実感できました。今回学んだことを、これからの活動に活かしてまいります。