3年前、施設に入るために空き家になる自宅を売りたいとのご相談を受けました。当初の相談内容は、施設入所に合わせて長年住み慣れた家を売ることでした。
ただ、その家にはたくさんの思い出が詰まっていて、なかなか売却に踏み切れませんでした。2年ほど悩んだ結果、家族様の説得もあり置いておいてもほとんど使わないのでしぶしぶ売却を決意してくれました。
相続名義も変わっておらず、駐車場の貸し出しもある物件でしたが好条件で購入していただける買主様がすぐに見つかりました。売却への手続きの実務は県外の息子様とのやり取りのためZOOMでやり取りしながら時間をかけて進めました。
売買契約が無事に締結し、決済を控えたある日、売主様が転倒して急遽入院することに。家の売却手続きが一時中断されました。再度、コロナが流行っているとのことで、病院での面会ができない状況でした。決済日の延長も考えましたが、タイトなスケジュールでなんとか無事に決済を終えることができました。
長丁場の売却案件でしたが「肩の荷が下りた」と言っていただき、とても嬉しかったです。
また、他の高齢の方からも「私が亡くなったらあんたが不動産を売ってくれ」と頼まれていますが、その方はまだまだ元気でお過ごしですので、いつになることやら。健康をお祈りしつつ、必要な時が来たら全力でサポートさせていただきます。
あい・あーる不動産では、入居に伴う不動産売買仲介も対応しております。遠方対応や相続不動産など皆様の大切な家の売却や、新しい住まいの選択をお手伝いすることで、少しでもお役に立てればと思っています。どうぞお気軽にご相談ください。